2022年11月から運用が開始された入国関連手続きのオンラインサービスの「Visit Japan Web(ビジット・ジャパン・ウェブ)」。実際のところ、このアプリをどう使うのか?入国審査では何か起こるのか?と不安に思っている方もいるのではないでしょうか。
私は2025年3月に日本へ一時帰国した際に初めて利用しました。
本記事では、2025年時点での最新情報をもとに、Visit Japan Webの基本情報から使い方、注意点、そして空港での流れまでを実体験をもとにわかりやすく解説します。
実際に使ってみると、入力が煩雑だったり、空港での操作や手続きに戸惑ったりする場面も少なくありません。特に初めて利用する方にとっては、決して簡単な作業とは言えないでしょう。
また、「入国手続きのためだけのサービス」と思われがちですが、Visit Japan Webは、免税制度の活用にも使える便利なツールです。外国籍の方やそのご家族、さらには海外在住の日本人の一時帰国者にとって、免税対象者としてのQRコードを発行できるという利点もあります。
この記事を読むことで、あらかじめ流れや注意点を把握しておくことができ、当日のスムーズな入国・帰国手続きに役立ちます。「ある程度の煩雑さがある」と理解して準備しておけば、現地で慌てずに対応できるはずです。
- Visit Japan Webとは?何のために必要?
- Visit Japan Webは誰が使うもの?
- 登録は何日前からできる?
- Visit Japan Web利用の全体像
- Visit Japan Webの登録方法・使い方ステップガイド
- 入国に必要なQRコードが表示されるタイミング
Visit Japan Webとは?何のために必要?
Visit Japan Webは、日本に入国する際に必要な入国審査・検疫・税関申告などの手続きを、事前にオンラインで登録しておくためのシステムです。空港での混雑や待ち時間を減らし、スムーズな入国を実現することを目的としています。
さらに、入国手続きだけでなく、日本滞在中の**連絡先(滞在先住所や電話番号)**の登録や、免税制度の利用に必要なQRコードの発行にも対応しており、訪日中の利便性を高める機能が多数備わっています。
主な目的は以下のとおりです:
入国審査・税関申告・検疫の事前登録
渡航前に基本情報、フライト情報、健康状態、税関申告内容などを入力しておくことで、空港での入国手続きをスムーズに進められます。手書きの書類や対面の申告が不要になり、専用端末でQRコードを提示するだけで済むケースが多くなります。
日本滞在中の「連絡先」や「滞在先」の登録
日本入国後の連絡先(滞在先住所や電話番号など)を事前に登録しておくことで、何かあった際に行政からの連絡がスムーズになります。これは健康・災害時の通知にも活用されます。
免税制度の利用(外国籍の方・一時帰国者向け)
実は見落としがちですが、Visit Japan Webでは「免税QRコード」の発行も可能です。 これにより、日本滞在中の買い物時にパスポートの提示を省略でき、スムーズな免税処理が可能になります。特に、外国籍の家族と同行する方や海外在住の日本人が一時帰国するケースでは、この機能が非常に便利です。
一時帰国中の免税制度の活用法徹底解説はこちらです。

Visit Japan Webは誰が使うもの?
Visit Japan Webは、日本に入国するすべての旅行者(外国人旅行者、海外在住の日本人、日本から出国した短期旅行者など)を対象としたオンラインサービスです。入国審査、税関申告、検疫手続きを事前にスマホアプリまたは、Webサイトで登録可能なサービスです。
日本人や永住者も必要なのか?
はい、必要です。
一時帰国する海外在住の日本人や、日本に永住権を持つ外国人、短期の海外旅行から帰国する日本人も、Visit Japan Webの登録が推奨されています。
これは、国籍や在留資格に関わらず、海外から日本に入国するすべての人が対象となるためです。
登録は何日前からできる?

Visit Japan Web推奨される登録タイミングとは
Visit Japan Webの登録は、フライトの14日前から可能です。登録はフライト情報を入力してから順に進む形式になっており、出発前の余裕をもって登録することが推奨されます。
推奨される登録タイミング
- 出発の2週間前:アカウント作成&フライト情報登録
- 出発の1週間前まで:本人情報、入国・税関手続き登録
- 出発の3日前まで:最終確認とQRコード取得
いつまでに登録する?
最終的には、入国前までに登録すれば利用できますが、空港でのスムーズな通過を考えると出発の3日前までにQRコードを取得しておくのが理想です。
私自身は、こうした制度の存在すら知らずに帰国し、アメリカを出発する直前にアプリをダウンロードして登録を行いました。しかし、いくつか不備があったようで、日本の空港に到着してから係員の方に助けていただきながら、なんとか登録を完了させました。
つまり、空港のQRコード読み取り機を通過する前までに登録が完了していれば利用は可能ですが、トラブルを避けるためにも、余裕を持って事前に準備することを強くおすすめします。
Visit Japan Web利用の全体像

以下はVisit Japan Webの利用全体像を示すフローチャートに基づいた流れです。
1. 入国(または帰国)前に行うこと(STEP 0〜3)
- STEP 0: アカウント作成・ログイン
- メールアドレスを使用してアカウントを作成します。
- STEP 1: 利用者情報の登録
- パスポート情報や氏名、生年月日などを入力します。
- STEP 2: スケジュールの登録
- 渡航予定日・フライト情報などを登録します。
- STEP 3: 手続きに必要な情報の登録
- ビザ、検疫(健康状態)、入国審査および税関申告、税関申告書などを入力します。
2. 日本到着時に行うこと(STEP 4)
- QRコードの表示
- 登録完了後に発行されるQRコードを空港で提示します。
3. 国内滞在中
- 入国後の手続き(外国人の方・海外在住の日本人)
- 例えば在留カードの確認などが該当します。
- 免税制度を利用するための「入国日」と「6カ月以内の滞在」を証明するQRコードの発行
このようにVisit Japan Webは、「事前の準備」→「空港での提示」→「入国後の処理」まで一連の流れをカバーしています。
一時帰国中の免税制度の活用法徹底解説はこちらです。

Visit Japan Webの登録方法・使い方ステップガイド
Visit Japan Webの使い方をわかりやすく解説します。すべての操作を細かく説明するのではなく、どのような情報を入力するのか、大まかな流れが理解できるようにご紹介します。
アプリ画面を使って解説しますが、Web版でも操作は同じです。
1. アプリダウンロードまたはWebサイトの利用
Visit Japan Webは、スマートフォンの専用アプリと公式Webサイトのどちらからでも利用可能です。操作性や利便性を重視する方にはアプリの利用がおすすめです。
- 公式Webサイト: Visit Japan Web | デジタル庁 ウェブサービス・アプリケーション
- アプリダウンロード:
iOS版(App Store)はこちら
Android版(Google Play)はこちら
※アプリを利用するには、インターネット接続とメールアドレスが必要です。
Visit Japan Webを全く知らなかった場合は?
空港の搭乗口付近には、Visit Japan WebにアクセスするためのQRコードが掲示されていることがあり、スマートフォンのカメラでスキャンすることで、公式サイトに簡単にアクセスできます。

実際、私も全く知らず、国際線の搭乗口からQRコードを使ってスマホにダウンロードしました。
2. 言語設定

Visit Japan Webのログイン画面では、画面上部のドロップダウンメニューから言語を選択できます。初期設定では日本語が選ばれていますが、英語、中国語(簡体字・繁体字)、韓国語などにも対応しており、外国人の家族や同行者にとっても使いやすい設計です。
訪問者が自分に合った言語を選ぶことで、誤解を防ぎ、スムーズに登録を進めることができます。
対応言語:
- 日本語
- English
- 中文(简体)
- 中文(繁體)
- 한국어
- Tiếng Việt
困ったときは、画面右上の「?」マークから「FAQ・お問い合わせ」ページにアクセスできます。
3. オフライン利用について
Visit Japan Webは、インターネットに接続していなくても、一部の機能をオフラインで利用できます。特に空港や機内など通信環境が不安定な場面でも活用できるため、事前に設定しておくと安心です。

飛行機の中でもオフラインで入力できるのは便利
ログイン画面の下部に表示される「オフラインでVisit Japan Webを利用する」というリンクをタップすると、オフラインモードに切り替えることができます。
オフラインで利用できる主な機能:
- 入国・帰国予定の確認・修正
あらかじめ登録しておいた入国・帰国予定は、オフラインでも確認・修正が可能です。 - 税関申告の準備
税関申告に必要な情報の入力はオフラインでも行えます。ただし、QRコードの表示にはオンライン接続が必要です。 - 入国審査の準備
入国審査に必要な情報の入力も、オフラインで対応できます。 - 登録済み情報の確認・修正
登録済みの入国予定や税関申告情報などは、オフライン状態でも確認・修正できます。
注意点:
オフライン利用には事前ログインが必要
オフライン機能を使うには、事前にログインし、その状態を維持しておく必要があります。
新規登録やログインはオンラインが必要
Visit Japan Webの初回登録やログインにはインターネット接続が必須です。
QRコードの表示はオンライン接続が必要
空港で提示を求められるQRコードは、オンライン環境でのみ表示可能です。
4. アカウント作成

Visit Japan Webを利用するには、まずアカウントの作成が必要です。以下の手順に沿って登録を行いましょう。
画面に従って、有効なメールアドレスとパスワードを入力します。パスワードは10文字以上で、英大文字・小文字・数字・記号の組み合わせが推奨されています。
入力が完了したら「アカウントを作成」ボタンをタップすると、登録したメールアドレス宛に認証コードが届きます。コードを入力することで、アカウントが有効化されます。
に進めるためにも、登録は渡航前に済ませておくのがおすすめです。
※確認コード入力画面は、アカウント作成が完了するまで絶対に閉じないでください。万が一画面を閉じてしまった場合は、確認コードが無効となり、再度発行が必要になります。
多要素認証も任意で設定できます。

項目が多すぎて、何から始めればいいか迷ったよ。最初のアカウント作成でつまずいた😅

わかる。メール認証のコードが届かないとか、すぐに焦っちゃう…
5. 本人情報の登録
アカウントの作成が完了したら、次に「本人情報」の登録を行います。ここでは、パスポート情報、氏名、生年月日、日本での連絡先住所などを順を追って入力していきます。
また、同行する家族の情報も、同じ画面から登録が可能です。
登録は複数ページに分かれており、必要事項を入力して「次へ」ボタンで進めていく形式です。パスポート情報の読み取りには、カメラによる自動読み取りか、手入力のいずれかを選ぶことができます。

(1) 本人の情報
「ホーム画面」にある「本人の情報」をタップし、Visit Japan Webを利用するご本人の情報を登録します。
※本人情報の登録が完了すると、ステータスが「未登録」から「登録済」に変わります。
パスポートの残存有効期間が6ヶ月未満の場合は、「パスポート残存期間を確認」と表示されます。
また、パスポートの有効期限が切れている場合には、「パスポート有効期限切れ」と表示されます。
「本人の情報」をクリックすると、「本人の情報 入国・帰国手続の区分」画面に進みます。旅行保険の加入案内や自然災害情報、日本政府観光情報などがまとめられています。直接手続きとは関係ありませんが、旅行中に役立つ追加情報です。

(2) 入国・帰国手続の区分
この画面では、Visit Japan Webを利用する本人の入国・帰国手続の区分について回答します。
📌 日本政府発行のパスポート確認
日本政府が発行したパスポートを所持している場合は「はい」、所持していない場合は「いいえ」を選択します。
📌 再入国許可の確認
前項で「いいえ」を選択した場合は、この質問にも回答する必要があります。
「日本に居住していて、“みなし”を含む再入国許可により入国する場合」は「はい」、
それ以外の場合は「いいえ」を選択してください。
※初期状態では「いいえ」が選択されています。
📌 免税手続の利用確認
免税QRコードを利用するかどうかを選択します。
利用する場合は「はい」、利用しない場合は「いいえ」を選びます。

(3) 登録方法の選択
この画面では、パスポート情報の登録方法を選択します。
※この画面は、「(2) 入国・帰国手続の区分」で「免税QRコードを利用しますか?」に「はい」と回答した場合は表示されません。
パスポート情報の登録方法
- パスポートをカメラで読み取って登録する場合は、「カメラで読み取る」を選択します(初期状態で選択されています)。
- 自分で情報を手動入力する場合は、「自分で入力する」を選んでください。
入力の手間を省くため、「カメラで読み取る」方法が推奨されています。
カメラで読み取った場合は、その情報をもとにパスポート情報が自動入力されます。
うまく読み取れない場合は、手動で入力してください。

(4) 入力内容の確認
この画面では、これまでに入力した本人情報の確認を行います。
表示されている内容に誤りがある場合は、各項目の横にある「編集」ボタンをクリックすると、該当項目の入力画面に戻って修正できます。
内容に問題がなければ、「登録」ボタンをクリックして情報を確定します。
入力を中断したい場合は、「戻る」ボタンをクリックして、前の「日本での連絡先(滞在先)」画面に戻ることができます。
なお、「ホーム画面」から本人情報の修正を行った場合は、登録後にホーム画面へ戻ります。
(5) 本人情報の登録完了
すべての入力が完了し「登録」ボタンをクリックすると、画面に「登録完了しました」というダイアログが表示されます。これで本人情報の登録が完了します。
6. 同伴家族情報の登録
(1) 同伴家族の情報

「本人情報の登録」が完了していると、「ホーム画面」にある「同伴家族の情報」から家族の情報を登録できます。
- 1人登録するとステータスは「未登録」から「1人登録済」に変わり、登録人数に応じて表示が更新されます。
- パスポートの有効期限が切れている家族がいる場合は、「パスポート有効期限切れ」と表示されます。
- 有効期限が切れていないが、残存期間が6か月未満の場合は、「パスポート残存期間を確認」と表示されます。
「同伴家族の情報」をクリックすると、追加・編集・削除画面に進みます。
(2) 同伴家族の追加

同伴家族は最大10名まで登録可能です。10人以下であれば、家族全員を1つのアカウントでまとめて登録できます。
家族が本人と同時に入国・帰国手続きを行う場合、同伴家族として登録できます。
ただし、各家族について入国手続きの情報は1人ずつ個別に入力する必要があります。
また、同伴家族として登録できる年齢に制限はありません。
年齢にかかわらず、赤ちゃん(乳児)も個別に登録が必要です。
パスポートを所持している家族であれば、年齢に関係なく同伴家族として登録・申請できます。
「追加」ボタンをクリックして情報入力に進みます。
(3)〜(7) 入力ステップ
以下のステップは、すべて「 本人情報の登録」と同様の手順で進めます:
- 入国・帰国手続の区分
- 登録方法の選択
- パスポートをカメラで読み取る方法
- OCR読取
- パスポート情報の入力
入力ミスがないように、各画面の内容を本人情報と同様に丁寧に確認しながら入力します。
(8) 入力内容の確認
すべての入力が終わると、確認画面が表示されます。
- 情報に誤りがある場合は、「編集」をクリックして該当項目を修正できます。
- 問題がなければ「登録」ボタンをクリックして情報を確定します。
- 入力をやめる場合は「戻る」をクリックすると、パスポート情報の入力画面に戻ります。
(9) 同伴家族情報の登録完了
「登録完了しました」のメッセージが表示されると、同伴家族の情報登録が完了します。
次に表示される画面は、入国区分の選択内容により異なります。
- 「日本政府発行のパスポート」または「再入国許可」に「はい」と答えた場合:
→ 「ホームに戻る」ボタンが表示され、ホーム画面に戻ります。 - 「再入国許可の確認」に「いいえ」と答えた場合:
→ 「ビザ申請の要否確認へ」ボタンが表示され、ビザ情報確認画面へ進みます。
(10) ビザ情報確認
このステップも、「本人情報の登録」で行ったビザ確認と同様の手順で進めます。
必要に応じて、対象者がビザの申請を行う必要があるかを確認します。

1人ずつ登録しなきゃいけないの、正直ちょっと面倒だったかも…
7. 入国と帰国予定の登録

ここでは、日本到着時の入国・帰国に必要な手続き情報を登録します。
出発日・到着日・便名などの予定を入力することで、ファストトラックや税関申告などの後続手続きがスムーズに行えます。
(1) 入国・帰国の予定の新規登録
「ホーム画面」の「入国・帰国予定の新規登録」ボタンをクリックすると、「入国・帰国の予定を登録」画面へ進みます。
- 入国・帰国の予定は最大100件まで登録可能です。
- 渡航ごとに予定を個別に追加できます(例えば、仕事と観光で別々に登録する場合など)。

(2) すべての入国・帰国日程
この画面では、これまでに登録したすべての入国・帰国予定が一覧で表示されます。
- 表示されている旅行予定は、ドロップダウンリストから並び替え可能です。
「到着予定日が新しい順」または「古い順」を選択して、表示順を変更できます。 - 確認したい予定をタップすると、その旅行に関する入国・帰国の手続画面へ進みます。
- 確認を行わない場合は、「ホームに戻る」ボタンをクリックしてホーム画面に戻ることができます。
その後、必要な場合はビザ発給番号の入力を行います

(3) 入国・帰国の予定
到着予定日は、画面内のカレンダーマークをクリックして日付を選択します。
一部のPCブラウザや端末ではカレンダーが表示されない場合がありますが、その際は「YYYY/MM/DD」形式で直接入力することも可能です(例:2025/01/15)。
登録できる日付は、翌年の12月31日までとなっており、将来の渡航も事前に登録できます。
航空会社名は、ドロップダウンリストから選択します。会社名の一部を入力すると、自動的に候補が表示されるため、選びやすくなっています。
航空会社の種類によって入力する内容が異なり、「ZZ:その他の航空会社」以外の場合は**便番号(数字のみ)を入力し、その他の航空会社を選んだ場合は搭乗機名(半角英数字)**を入力します。
便番号・搭乗機名は、搭乗予定の航空券や予約確認書を参考に、正確に入力してください。

(4) 日本での連絡先(滞在先)
この画面では、日本到着後に滞在する場所の連絡先を入力します。
ホテルや親族宅など、日本国内での宿泊先や連絡が取れる場所を正確に登録してください。
住所や電話番号を入力します。
※「3-1 本人情報の登録」で連絡先をすでに入力している場合、各項目があらかじめ入力された状態で表示されることがあります。
日本在住の方や、よく利用する滞在先がある場合は、この機能を活用することで入力の手間を省くことができます。
(5) 同伴家族の編集
その後、同伴家族の入力が可能となります。
8. ビザ連携(任意) – 国際結婚や外国籍家族がいる方へ

この項目は、日本人のみで渡航する場合には通常必要ありません。ただし、外国籍の家族(配偶者や子どもなど)を同伴する場合や、日本に一時帰国する外国籍の方には関係してくる重要なステップです。
特に以下のようなケースで該当する可能性があります:
・国際結婚で配偶者や子どもが外国籍の場合
・永住者や定住者で、家族のビザが別管理になっている場合
・観光や親族訪問などで外国人を招へいする場合
・帰化して日本国籍がない場合
日本入国にビザの必要な国と申請方法はこちらです。


(1) ビザ情報の確認
「3-1 本人情報の登録」のなかで、「再入国許可の確認」に「いいえ」を選択した場合に限り、ビザ連携の項目が表示されます。これは、ビザが必要な入国者かどうかを確認するための前提条件です。
(2) ビザ連携(ステータス確認)
「日本入国・帰国の手続画面」で、「ビザ連携(任意)」ボタンをクリックすると、ビザの連携状況が表示されます。
ビザ未連携(ステータス表示なし)の場合は「ビザ発給番号の入力」画面へ進みます。
ビザ連携済み(ステータスあり)の場合は「ビザ情報確認」画面へ進みます。
すでに入国・帰国の予定登録時に「ビザ情報を引用する」を選んだ場合は、ここですでに連携済みとなっており、ステータスに「Japan e-VISA取得」や「パスポートに査証シール貼付」などが表示されます。
(3) ビザ発給番号の入力
ビザ連携が未完了の場合は、ビザ発給番号の入力画面が表示されます。ここでは、申請時に発行されたビザ発給番号(アルファベット+数字)を入力し、「ビザ情報取得」ボタンをクリックします。
ビザを取得しない(または入力を中断する)場合は、「戻る」で入国・帰国の手続画面へ戻れます。
※このステップは、ビザをすでにオンラインで申請している場合に限り表示されます。
(4)ビザ情報確認
発給番号をもとに取得されたビザ情報の詳細が表示されます。オンライン申請されたビザの場合は、「発給通知書を表示する」ボタンが表示され、外部サイトで詳細を確認することも可能です。
別のビザ発給番号で再確認したい場合は、「他の発給通知書を確認する」から番号の再入力ができます。
情報確認後は、「戻る」ボタンをクリックして、再び「日本入国・帰国の手続画面」へ戻ります。
補足ポイント
日本人本人は原則不要ですが、家族や同行者に外国籍の方が含まれる場合は注意が必要です。特に、短期滞在や観光ビザで来日する親族・配偶者などは、この「ビザ連携」機能を使って事前に情報を登録することで、入国手続きがスムーズになります。
9. 検疫(健康状態確認)

この画面では、入国に際しての健康状態について、いくつかの質問に答えていく形式で進みます。
内容は体調や感染症に関する申告項目で、該当する項目があれば「はい」または「いいえ」を選択します。
選択内容に応じて、必要な案内が画面に表示される仕組みです。
質問はシンプルで、すべて選択式となっているため、短時間で入力が完了します。
回答が終わったら、「入国・帰国の手続に戻る」ボタンを押して、次のステップへ進みます。
10. 外国籍の家族がいる場合:入国審査および税関申告の登録

ここは、日本に入国する外国籍の方(ビザが必要な方)が対象です。
たとえば、外国籍の配偶者やお子さんなど、日本人と一緒に渡航する家族がいる場合は、それぞれのビザ情報や滞在予定、職業、携帯品などを事前に登録する必要があります。
登録内容に基づいて、空港で提示するQRコードが生成され、入国審査と税関申告がスムーズに行えます。
📝日本国籍の方だけで帰国される場合、この章の操作は不要です。
ただし、外国籍の家族が同行する場合は、忘れずに登録してください。
空港での申告をスムーズに済ませるため、以下のような情報を事前に入力します:
入力する内容の例
- 職業
- 現住所(国・都市名)
- 渡航目的と日本滞在予定期間
- 日本での連絡先(住所・電話番号)
- 持ち込み予定の品(酒・たばこ・香水など)
- 別送品の有無と数量
- その他の高額な品目(必要に応じて)
✅ 入力後は、QRコードを表示しておけば、空港の専用端末でかざすだけで申告が完了します。
✈️ 家族が一緒の場合、まとめて申告するかどうかの選択も可能です。
11. 税関申告の登録(日本人と再入国の外国人の方)

ここは、日本人の一時帰国や在外邦人、再入国する外国人が、税関申告(携帯品・別送品)を事前に行うことができます。
Visit Japan Web上で以下の操作を行います:
- 「携帯品・別送品申告」をクリック
- 案内に従って、持ち込み予定の品物や数量、別送品の有無などを入力
- 入力が完了すると、QRコードが生成されます
このQRコードを、空港の読み取り端末で提示することで、申告が完了します。
✈️ 日本の入国時に持ち込む物がある方や、別送品がある方は、事前登録しておくとスムーズに通関できます。
📌 登録済みの場合は、内容の確認・編集画面へ自動的に進みます。
税関申告の登録では、いくつかの基本的な情報を入力したり、質問に答えたりして進めていきます。事前に入力した情報は自動で反映されることもあり、必要に応じて修正も可能です。
たとえば、以下のような項目を順に入力していきます。
(4) 基本情報の入力
職業や入国日、フライト便名、出発地など、基本的な情報を入力します。すでに入力済みの場合は、自動的に表示されることもあります。必要に応じて修正も可能です。
- 職業:一覧から選ぶだけ。すでに入力済みならそのままでOKです。
- 入国日:カレンダーから日付を選択、または直接入力します。
- 搭乗機名:半角英数字で入力(例:AB1234)。共同運航便は主たる便名を入力。
- 出発地:一覧または直接入力が可能。候補が表示されるので簡単に選べます。
(5) 日本での連絡先(滞在先)
日本滞在中の住所や連絡先を入力します。こちらも事前入力していれば自動で反映されます。
- 郵便番号:数字を入力すると自動で住所が入力されます(オンライン時)。
- 住所・ホテル名など:自由入力。記号やスペースも使えます。
- 電話番号:ハイフンなしで半角数字のみ(例:09012345678)。
必要な情報を一通り入力したら、「次へ」をクリックして進みます。
(6) 同伴家族分をまとめて申告
同伴家族がいる場合、代表者がまとめて税関申告をするかどうかを選択します。「はい」を選ぶと家族分の入力を省略できます。
(7) 質問事項1~7
税関からの基本的な質問に「はい」か「いいえ」で答えていきます。内容に応じて注意事項の案内も表示されます。
例:大麻、鉄砲、爆発物、偽札、わいせつ雑誌、偽ブランド品など日本への持ち込みが禁止されているものを持っていますか?
(8) 質問事項8(別送品)
別送品があるかを尋ねられ、ある場合はその数量を入力します。不明な場合は「0」でOKです。
別送品とは、渡航先や滞在国から郵便や宅配便を利用して送ったものです。
(9) 携帯品の入力
お酒、たばこ、香水などの持ち込み品について数量を入力します。すべて数字で回答します。
(10) 携帯品 その他の品名の入力
個人的な購入品などで、海外価格が1万円を超える品がある場合は、品名・数量・価格などを入力します。
(11) 通貨を選択
前項で入力した購入品の価格に使った通貨(円、ドルなど)を選びます。リストにない場合は地域ごとに選択可能です。
👉この時点で入国に必要なQRコードが表示されます。
👇日本に持ち込めないものや関税の解説記事はこちらです。

12. 入国後の利用(外国人の方・海外在住者の一時帰国者)

Visit Japan Webでは、日本に入国した後に利用できる機能「免税手続(Tax-Free)」の必要項目を入力することが可能です。
外国籍の家族やパートナーと一緒に日本に滞在する場合、または海外在住者が一時帰国している場合でも、免税対象者であれば、Visit Japan Web を使って「免税QRコード」を発行することで、買い物の際にパスポート提示の代わりとして利用できます。
(1) 利用の流れ(ポイントだけ)
- 「免税手続の準備」からQRコード作成へ進みます。
- 顔写真付きのパスポート情報を登録(カメラで読み取り可能)
- 上陸許可証のQRコードを読み取る必要があります。
- 入力が完了すると「免税QRコード」が生成され、スマホ画面に表示できます。
(2) 免税QRコードの更新
- 在留期限切れや本人情報を変更した場合は、再登録が必要になります。
- QRコードが表示されないときは「更新」ボタンから再発行が可能です。
一時帰国中の免税制度の活用法徹底解説はこちらです。

(3) 補足
- Visit Japan Web を入国時に使わなかった人でも、あとから免税QRコードだけを利用することができます。
- QRコードは対応店舗のみで利用可能なので、事前に確認しておくと安心です。
13. 入国後の情報
ここでは、日本に入国したあとの生活や旅行に役立つ情報が紹介されています。Visit Japan Web上から、以下のような案内にアクセスできます。

(1) 旅行保険(強く推奨)
海外旅行保険に加入しているか確認する画面です。
簡単な質問に答えると、日本政府観光局が案内する保険情報サイトのリンクが表示されます。
- 保険に未加入の方は、加入先の情報が得られます。
- 入力が不要な場合は「ホームに戻る」で終了可能です。
(2) 自然災害情報の通知
日本滞在中に地震や台風などの自然災害情報を確認できるリンクが表示されます。
万が一の際にも安心して行動できるよう、確認しておくと便利です。
(3) 日本政府観光情報(英語)
英語で提供される日本の観光情報サイト(日本政府観光局)へのリンクです。
訪日観光客向けの最新情報、イベント、モデルコースなどが紹介されています。
一時帰国中の医療保険の選択肢と解説はこちらです。

一時帰国中のおすすめ医療保険の徹底比較はこちらです。

入国に必要なQRコードが表示されるタイミング
Visit Japan Webで、以下の手続きが完了すると、QRコードが自動的に生成・表示されます。
入国QRコードの発行に必要な手続き
- 本人情報の登録
- 入国・帰国予定の登録
- 入国・税関・検疫の登録(ステップ3)
これらが完了した後に、入国予定の詳細画面に進むと、QRコードを確認できます。
⚠️ 注意:
入力情報に不備があるとQRコードは表示されません。すべてのステータスが「登録済」または「手続完了」となっていることを確認しましょう。
空港での流れ

私は関西国際空港から入国しました。
1. 預けていたスーツケースなど大型の荷物を受け取ります。
2. 案内に従って「Visit Japan Web」専用レーンへ向かいます。
3. QRコードをスマホで表示させるか、プリントアウトしたものを準備

4. QRコード読み取り機で、パスポートとQRコードを同時にセットし、読み取ります。
5.その後、読み取り機と係員の指示に従い、税関および入国審査へと進みます。
この流れの中では、スーツケースなどの大きな荷物を持ちながら(転がしながら)、スマートフォンとパスポートを操作する必要があります。場合によっては、さらに航空券を準備しておく必要もあるかもしれません。お子さまを連れている場合は、なおさら大変です。

スーツケース転がしながら、パスポートとスマホ操作…もう手が足りないって😭

後ろに列ができてると、めちゃくちゃ焦るよね…。あれ、心臓に悪いわ。
初めての方にとっては、決して簡単な作業ではありません。読み取り機の前で列ができていると、「早く済ませなければ」と焦ってしまうこともあります。落とし物や忘れ物には十分注意が必要です。
私は、ウエストポーチを準備しておくことで、手元をすっきりさせ、必要ないものはその都度きちんとしまいながら、落ち着いて進めるのが良い思います。気持ちが焦りがちな場面だからこそ、少しでも余裕を持てるような準備をおすすめします。
注意点
- 渡航前に登録は必須ではないが、事前登録が圧倒的に便利
- Wi-Fi環境のない空港では、QRコードの提示が困難な場合あり(事前にスクリーンショットを保存推奨)
- 操作性はあまりよくない。何をどうすればよいのかが分かり難い。

アメリカ出国前に済ませたつもりでしたが完了しておらず。日本に到着してから空港スタッフの助けを借りて完了しました💦
- 入力情報に誤りがあると手続きが遅れる可能性あり
- スマホでの入力は老眼の人には文字が小さくかなり辛い👉事前にパソコンやタブレットなど大き目の画面で済ませておいた方が良い。
よくある質問(FAQ)

Q. Visit Japan Web は絶対に必要ですか?
A. 義務ではありませんが、強く推奨されています。入国手続き(税関申告、検疫など)をスムーズに行うための公式ツールで、利用することで空港での手続き時間を大幅に短縮できます。
Q. 登録しないとどうなりますか?
A. 紙の申告書や質問票を使って手続きする必要があります。利用は必須ではありません。
Q. 日本への入国に Visit Japan Web がないと支障がありますか?
A. 入国はできます。ただし、空港での手続きに時間がかかり、家族での渡航などの場合は特に不便です。
Q. スマホを持っていない人はどうすればいいですか?
A. PCから登録して、QRコードを印刷して持参すればOKです。印刷したQRコードは、スマホで表示するQRコードと同じように使えます。

スマホが苦手な親世代には、紙で印刷したQRコードを持たせてあげるのも良さそう!

そうそう!PCで登録してあげるのがいちばん安心かも。
Q. スマホもパソコンない(インターネットを使うことがない)場合はどうすればいいですか?
A. Visit Japan Web導入前に使用されていた紙の入国手続き書類(税関申告書など)を記入することで対応できます。通常、これらの書類はフライト中に配布されますので、必要であれば客室乗務員にその旨を伝えてください。
Q. 家族全員まとめて登録できますか?
A. はい、可能です。1つのアカウントで本人+最大10人までの同伴家族を登録できます。小さな子どもも含め、同行する家族は必ず登録しておきましょう。
Q. いつまでに登録すればいいですか?
A. 出発の前日までには登録を完了しておくのが理想です。QRコードの表示・印刷などに時間がかかることがあるため、余裕を持って準備しましょう。
Q. ログインできないときは?
A. 入力したメールアドレスやパスワードに誤りがある可能性があります。大文字・小文字の区別や、余分なスペースにも注意してください。
パスワードを忘れた場合は、ログイン画面の「パスワードを忘れた方はこちら」から再設定が可能です。
それでもログインできない場合は、ブラウザのキャッシュ削除や別端末でのアクセスも試してみてください。
Q. アカウントを削除するとどうなりますか?
A. Visit Japan Webに登録した本人情報や家族情報、入国予定などはすべて削除されますが、すでに各行政機関(税関・検疫など)に提出済みの情報は削除されません。再登録が必要な場合は、アカウントを削除してから新たに登録し直すことができます。削除はログイン画面の「アカウントを削除される場合」から行えます。
Q. Visit Japan Webは2回目の渡航でも使えますか?再登録は必要ですか?
A. はい、Visit Japan Webは2回目以降の渡航でも引き続き使用できます。初回登録で作成したアカウントをそのまま使えばOKです。再度渡航する場合は、ログイン後に新しい「渡航情報」を追加登録するだけで手続きが完了します。過去の情報(氏名・パスポート番号など)は保存されているため、初回よりも短時間で入力を済ませることができます。
Visit Japan Web 完全ガイド まとめ
Visit Japan Webは、日本入国時の検疫・税関・入国審査などの手続きをオンラインで事前に登録できる、日本政府公式のサービスです。特に一時帰国や家族との訪日旅行の際には、利用が強く推奨される便利ツールですが、実際の体験を踏まえると「便利とはいえ、完全にスムーズとは限らない」というのが正直な感想です。
2025年3月、筆者が関西国際空港から入国した際の体験では、以下のような点に注意が必要だと感じました。
- 入力項目は多く、登録にはある程度の時間がかかります。面倒と感じても、出発前に落ち着いて入力しておくことをおすすめします。
- QRコードの読み取り機には長い列ができており、時短になっている実感はあまりありませんでした。後ろに並ぶ人を意識して焦る場面も。
- QRコードとパスポートを同時に準備して機械に読み取らせる操作は、想像以上に煩雑。特に、スーツケースなどの荷物を引きながらの操作は簡単ではありません。
- QRコードを正しく読み込んだはずなのに、なぜか係員の案内で別対応になった。原因は明確に分からず、不安が残る対応でした。
このように、事前に登録することで理論上はスムーズな入国が可能になるはずですが、現場では必ずしもその通りにいかないこともあります。
最後に伝えたいこと
- Visit Japan Webは義務ではないが、事前登録することで“ある程度の効率化”は見込める
- 入力は手間がかかる前提で時間に余裕を持って行うことが大切
- QRコードのスクリーンショット保存や印刷など、万が一に備えた準備も有効
- 空港での操作は**「慣れない人にとっては難しい」こともある**ので、焦らず対応できる工夫(荷物の整理やポーチの活用など)がおすすめ
- 「便利ツール」というイメージに過度な期待をせず、「少し煩雑だけど、やっておけば少し安心」くらいの気持ちで使うと◎
事前登録だけではなく、空港現場での段取りや心構えも含めて準備することが、スムーズな入国の鍵です。日本への渡航を予定している方は、ぜひ本記事を参考にしながら、自分に合った使い方と準備を進めてみてください。
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