SafetyWing(セーフティウィング)米ドル建て医療保険
SafetyWing(セーフティウィング)のNomad Insurance Completeプランは、海外で医療保険を自分で用意しなければならない人の中でも、とりわけ次のような人におすすめの保険です。
- 数ヶ月ごとに国を移るノマド生活者:国が変わっても、1つの保険で世界中をカバーできる
- 1年単位で海外に住む人:滞在国だけでなく、日本への一時帰国中も補償される
私自身、アメリカの高額な医療費や保険料を肌で感じてきました。渡米前には損害保険・生命保険の上級資格を取得し、保険代理店で約5年間勤務していた経験もあります。
その視点から見ても、Completeプランは12ヶ月単位で海外に暮らす人向けの医療保険として、補償の手厚さと保険料のバランスが優れています。ただし、居住国の考え方や加入できない国など、一般的な旅行保険とは異なるルールがあるため注意が必要です。
この記事では、Completeプランの対象者、居住国のルール、補償内容と保険料、申し込みの流れまでを詳しく解説します。読み終えるころには、自分の暮らし方にCompleteプランが合うかどうかを判断できるはずです。

1年単位で海外に暮らす人向けの、手厚い医療保険を紹介します。
- SafetyWing(セーフティウィング)米ドル建て医療保険
- SafetyWingのCompleteプランとEssentialプランの違い:あなたに合うのはどっち?
- SafetyWing Completeプラン加入対象者
- SafetyWing Completeプランにおいて重要な居住国とは?
- SafetyWing Completeプランの加入条件
- SafetyWing Completeプランの補償内容
- SafetyWing Completeプランの保険料
- SafetyWing Completeは高い?安い?標準的な医療保険と比べてみた
- 追加保険料で電子機器盗難もカバー
- SafetyWing Completeの補償は加入後いつから有効?
- SafetyWing Completeプランの特徴
- SafetyWing Completeプランの注意点
- その他の注目ポイント(公式サイトより)
- SafetyWing Completeの口コミ・評判
- SafetyWing保険の気になるポイント・デメリット
- SafetyWing Completeプランの申し込みの流れ
- SafetyWing Completeの保険金請求(クレーム)方法
- SafetyWingアプリ
- まとめ:SafetyWing Completeは「海外で暮らす人」のための医療保険
SafetyWingのCompleteプランとEssentialプランの違い:あなたに合うのはどっち?
SafetyWing(セーフティウィング)は、デジタルノマドや海外在住者向けの保険を提供する会社です。主力商品のNomad Insurance(ノマド保険)には、性格の大きく異なる2つのプランがあります。
Completeプラン:この記事で解説
12ヶ月契約が前提の、海外に生活拠点を置く人向けの医療保険です。保険料は高めですが、予防医療やがん治療まで手厚く補償されます。駐在員保険と旅行保険を兼ねたような少し特殊な保険で、住む国によっては加入できないなど、条件もやや複雑です。
👉 1年単位で海外に暮らす方、ノマドとして世界を転々とする方は、このまま読み進めてください。
Essentialプラン:一般的な海外旅行保険
一時帰国・海外旅行・ワーホリなど、短期の渡航向けです。最短5日から加入でき、出発後でも申し込めます。10〜39歳なら4週間あたり約63ドルと手ごろで、10歳未満の子どもは大人1人につき1人無料です。
👇旅行や一時帰国で保険を探している方は、Essentialプランの解説記事をご覧ください。

SafetyWing Completeプラン加入対象者

Completeプランは、最低契約期間が12ヶ月の、海外に生活拠点を置く人のための海外医療保険です。旅行保険のような短期利用はできず、対象となるのは主に次の2タイプの方です。
① 世界を転々とするノマド・長期旅行者
「次の3ヶ月はタイ、その次はベトナム」というように、拠点を移しながら暮らすデジタルノマドや長期旅行者の方です。
国を移るたびに契約し直す必要はなく、保険料は年齢で決まる定額。どの国にいても同じ補償が続きます。追加料金がかかるのは、アメリカ・香港・シンガポールに30日を超えて滞在する場合だけです。
② 1つの国で12ヶ月暮らす人
もちろん、拠点を移さずに1つの国で12ヶ月暮らす方も対象です。海外赴任・転職、現地採用、海外移住などで、会社の保険がない方や、現地の保険では補償が不十分な方に向いています。
しかも、拠点の国にいる間だけでなく、日本への一時帰国や周辺国への旅行・出張中も、日数の制限なく補償が続きます。もともとノマド向けに作られた保険なので、拠点を決めて暮らしながら、ときどき国をまたいで移動するという生活にもそのまま対応できます。
ただし、居住国にできない国があるなど、いくつか例外があります(詳しくは次の章で解説します)。
SafetyWing Completeプランにおいて重要な居住国とは?
Completeプランに加入できるかどうかを左右するのが、「居住国(country of residence)」です。というのも、Completeプランには居住国にできない国がいくつか決まっているからです。少しややこしいのですが、まずは居住国の考え方を押さえておきましょう。
居住国の定義
SafetyWingでいう居住国とは、「12ヶ月の保険期間のうち、最も長く滞在する国」のことです。「6ヶ月以上」といった決まった基準はなく、ほかのどの国よりも1日でも長く滞在する国が居住国になります。
居住国の決まり方(例)
- イギリスに2ヶ月、残りの10ヶ月はほかの10か国に1ヶ月ずつ → 最も長く滞在するのはイギリス → 居住国はイギリス
- 1つの国に6ヶ月以上滞在する場合 → ほかの国にどれだけ行っても、必然的にその国が居住国(例:タイに7ヶ月、残りの5ヶ月で5か国 → 居住国はタイ)
居住国にできない国(最も長く滞在すると加入できない国)
アメリカ(グアム・プエルトリコ・パラオなど米国領を含む)、カナダ、アイルランド、アラブ首長国連邦(UAE)、サウジアラビア、タンザニアのほか、キューバ、イラン、イラク、北朝鮮、シリア、ソマリア、スーダン、南スーダン、コンゴ民主共和国、クリミア、パレスチナ(ヨルダン川西岸・ガザ)。
なお、これらの国でも旅行で訪れることは可能です。ただし、国際的な制裁の対象となっている国・地域では補償を受けられません。
- アメリカに2ヶ月、残りの10ヶ月はほかの10か国に1ヶ月ずつ → 最も長く滞在するのはアメリカ → 居住国がアメリカになるため加入できない
- イギリスに7ヶ月、アメリカに5ヶ月 → 居住国はイギリス → 加入できる。ただし、アメリカに30日を超えて滞在するため、追加料金(下記の「香港・シンガポール・米国」オプション)が必要
居住国にするなら追加料金が必要な国
香港・シンガポール。「香港・シンガポール・米国」オプション(有料)を付ければ、居住国として12ヶ月間の補償を受けられます。旅行で30日を超えて滞在する場合も、このオプションが必要です。
アメリカ 旅行での扱いも特別な国
アメリカは居住国にできないうえ、旅行での滞在も緊急医療30日までが標準の補償です。30日を超えて滞在する場合は、「香港・シンガポール・米国」オプション(有料)を付けることで、最長6ヶ月まで補償を広げられます。
たとえば、今アメリカに住んでいる方でも、これから12ヶ月イギリスやタイで暮らすのであれば加入できます。逆に、日本からアメリカやカナダへ1年間赴任・留学する場合は加入できません。
SafetyWing Completeプランの加入条件

居住国については上の章で解説しました。ここでは、居住国以外の加入条件をまとめます。
- 年齢:18歳以上64歳未満で新規加入が可能。64歳になる前に加入すれば、その後も更新を続けることで年齢の上限なく補償を継続できます。
- 契約期間:12ヶ月契約(月払い、または年払いで10%割引)。解約できるのは補償開始から15日以内か更新時のみで、転職・対象外の国への移住・婚姻状況の変化といった事情がある場合を除き、途中解約はできません。
- 既往症:加入時点ですでにある病気やケガ(既往症)は補償の対象外です。
- 家族の加入:配偶者、18歳未満の子ども、全日制の学校に通う18〜24歳の子どもを同じ契約に追加できます(それぞれの年齢区分の保険料がかかります)。
既往症とは
既往症とは、保険の申し込み時点ですでに診断されている病気や、過去に治療・投薬を受けたことのある病気・けがを指します。これには完治していないものや、再発の可能性があると医師に指摘されたものも含まれます。
Completeプランが合わない人は「ACS Globe Traveller」も検討を
12ヶ月の契約期間が合わない、居住国のルールで加入できない、年齢が上がって保険料が気になる。そんな理由でCompleteが難しい方は、フランスの保険会社ACSの「Globe Traveller」も検討してみる価値があります。
Completeとは仕組みが違う海外旅行保険で、主な特徴は次のとおりです。
- 保険料が年齢で変わらない(アメリカ・カナダを除く地域で月€62.50前後)ため、年齢が高い人ほど割安になる
- 8日から12ヶ月まで、必要な期間だけ加入できる(出発後の加入も可)
- 医療費は免責金額なしで実費を補償し、外来にも上限がない(全体の上限の範囲内)
- 最大補償額は€150,000/€300,000/€500,000から選ぶ(アメリカ・カナダは€500,000)
一方で、補償されるのは居住国の外にいるときだけで、最大補償額もCompleteの$150万より低くなります。出産も対象外です。補償の幅を取るか、保険料と手軽さを取るかで比べてみてください。
👇ACS Globe Travellerの詳しい解説はこちら

SafetyWing Completeプランの補償内容

Completeプランは、「海外旅行保険」というよりも、“海外生活を前提にした医療保険+旅行保険”を兼ね備えた長期滞在者向けの包括型プランです。
通常の旅行保険のように数日〜数週間だけ利用するのには適しておらず、契約は基本的に12ヶ月単位。途中解約にも制限があるため、旅行中の医療トラブルに備える目的ではなく、海外での生活そのものを支える医療保険と捉えるのが適切です。
駐在、長期ノマド、頻繁な国際移動を伴う働き方など、「生活の拠点が日本以外にある人」にとっては、医療と旅行の両面をカバーする頼もしい選択肢となります。
主な補償内容
Completeプランでは、全体の補償上限が150万ドルまで引き上げられ、一般的な旅行医療保険(SafetyWingのEssentialプランなど)ではカバーされない、次のような補償も含まれます:
- 予防医療・定期健診・予防接種
- がんの検査や治療
- メンタルヘルスの診療(心理士・精神科医の診療、年10回まで)
- 妊娠・出産の通常ケア(上限$2,500、10ヶ月の待機期間あり)
- ウェルネス療法(カイロプラクティック・栄養士・鍼など)
- 出発前の旅行キャンセル、空き巣・パスポートや財布の盗難、荷物の遅延に対する補償
保険料は旅行医療保険より高めですが、そのぶん補償の範囲は大きく広がります。特に長期滞在や家族同伴の海外生活を予定している方、心身の健康維持を重視する方には、心強い選択肢です。
最大補償額
Completeプランには医療費の補償だけでなく、荷物の紛失や旅行キャンセルなど、旅行保険の補償も含まれます。
| 補償内容 | 最大補償額(米ドル) |
| 全体の補償上限 | $1,500,000 |
| 医療費(入院・手術・処方薬・診断など) | $1,500,000 |
| がんの検査・治療(化学療法・放射線治療など) | $1,500,000 |
| 専門医などの外来診療 | 外来上限$5,000 |
| 定期健診・予防医療(検診・予防接種) | $350 |
| ウェルネス療法(カイロプラクティック・栄養士・鍼など) | 1回$60(外来上限$5,000) |
| 心理士・精神科医の診療 | 年10回まで(外来上限$5,000) |
| 妊娠・出産の通常ケア(出産後30日まで) | $2,500(10ヶ月の待機期間あり) |
| 緊急歯科治療 | 最大$1,000 |
| 設備の整った病院への緊急搬送 | $100,000(生涯限度額) |
| 預け荷物の紛失 | 1回あたり$500、1契約あたり最大$3,000 |
| レジャースポーツ中のケガ | $250,000(スキー・スノーボードはゲレンデ内でヘルメット着用時のみ) |
| 交通事故によるケガ | $1,500,000(有効な免許、安全装備の着用、飲酒していないことが条件) |
| 旅行の中断(家族の死亡時の帰国費用) | $5,000 |
| 移動の遅延(予定外の宿泊費) | 3時間以上で$60、1日$150(最大3日) |
| 出発前の旅行キャンセル | 1回$300、年間最大$600 |
| 盗難(パスポート・財布・空き巣) | $5,000(1品あたり$1,000まで) |
| パスポート・ビザの再発行 | $100 |
| 政情不安からの避難 | $10,000(生涯限度額) |
| 死亡時の遺体搬送 | $100,000 |
※補償内容は常にアップデートされます。詳細は公式サイトで最新情報をご確認ください。
SafetyWing Completeプランの保険料
加入年齢別の保険料(月払い)
| 年齢層 | 通常プラン料金 | 香港・シンガポール・米国オプション追加時の料金 |
|---|---|---|
| 0~17歳 | $118.50 | $195.50 |
| 18~39歳 | $177.50 | $308.50 |
| 40~49歳 | $253.50 | $448.50 |
| 50~59歳 | $380.50 | $684.50 |
| 60~64歳 | $681.50 | $1,241.50 |
Completeプランは12ヶ月契約で、支払いは月払いまたは年払いを選べます。短期(数日〜数週間)のみの契約には対応していません。1年分を一括で支払うことで10%のディスカウントを受けることが可能です。米国での緊急医療は標準で30日まで補償されますが、アメリカ・香港・シンガポールに30日を超えて(最長6ヶ月)滞在する場合は追加オプションが必要です(香港・シンガポールの居住者は加入必須)。
SafetyWing Completeは高い?安い?標準的な医療保険と比べてみた
結論から言うと、Completeは保険料が安いぶん補償にいくつか上限があり、保険料と補償のバランスは標準的な医療保険とあまり変わりません。
比べたのは、医療費が世界でいちばん高いアメリカの標準的な医療保険2つです。1つは会社が従業員のために入る医療保険(駐在員の方が会社経由で入るイメージに近いもの)、もう1つは個人で入るオバマケア(ACA)のシルバープランです。条件をそろえるため、Completeはアメリカでの治療も補償される米国アドオン付きの金額にしています。
保険料の比較(40歳の場合)
| SafetyWing Complete(米国アドオン付き) | 会社の医療保険(全米平均) | オバマケア シルバープラン | |
|---|---|---|---|
| 月額保険料 | $448.50 | $777 | $625 |
| 年額の目安 | 約$5,400 | $9,325 | 約$7,500 |
※Completeは40〜49歳の金額(基本$253.50+米国アドオン$195)です。会社の医療保険は単身加入の平均で、会社負担分を含む総額です。シルバープランは40歳・補助金を使う前の全米平均です。
補償内容の比較
| SafetyWing Complete | 会社の医療保険 | オバマケア | |
|---|---|---|---|
| 年間の最大補償額 | $1,500,000 | 上限なし(※) | 上限なし(※) |
| 免責金額(デダクティブル) | なし | 平均$1,886 | 平均$3,786 |
| 共同負担(コインシュアランス) | なし | あり | あり |
| 外来(通院・専門医) | 年$5,000まで | 上限なし | 上限なし |
| 出産 | $2,500まで(待機期間10ヶ月) | 補償あり | 補償あり |
| 持病(既往症) | 対象外 | 対象 | 対象 |
※必須とされる医療サービスについて、年間・生涯の上限はありません。そのかわり、免責金額や共同負担として一部を自己負担します。
Completeの保険料は、標準的な医療保険より低めです。そのぶん、最大補償額は「上限なし」ではなく$150万(約2億円超)で、通院や出産にも上限があり、持病は対象外です。一方で、免責金額と共同負担がないぶん、補償の範囲内なら自己負担なしで保険金を受け取れるという強みもあります。
$150万と「上限なし」の差をどう見るか、通院や出産の上限が自分の暮らしに影響するかは、人によって変わります。上の2つの表を参考に、ご自身の状況に合うか判断してみてください。
追加保険料で電子機器盗難もカバー

Completeプランには、追加料金で「電子機器盗難補償オプション」を付けることができます。追加保険料は、月払いの場合は月20ドル、年払いの場合は年間216ドル(月換算18ドル)です(※2026年10月確認。最新の料金は申し込み画面でご確認ください)。ノートパソコンやタブレット、カメラなどの高価なガジェット類が盗難に遭った場合、以下の補償を受けられます:
- 1アイテムあたり最大2,000ドル
- 1契約あたりの年間補償上限:5,000ドル
- 補償額の計算:購入時の価格と使用年数をもとに、時価で算定
- 対象アイテム:ノートPC、タブレット、カメラなどの電子機器
補償を受けるためには、以下の条件を満たす必要があります:
- 購入レシートなどの所有証明を用意しておくこと(補償を受けたいアイテムすべてに必要)
- 盗難に遭ったら速やかに警察へ届け出て、盗難証明書を取得すること
- 盗難防止のために合理的な注意を払っていたこと
なお、故障や破損、水没などによる損害は補償対象外です。これらのリスクに備えたい場合は、ガジェット専用の保険を別途検討する必要があります。
SafetyWing Completeの補償は加入後いつから有効?
SafetyWingの保険は、プランによって補償の開始タイミングが大きく異なります。Essentialプランとは違い、Completeプランは申請後に審査があるため、申し込んですぐには補償が始まりません。
Completeプランは、申請が承認されたあと、毎月1日または15日から補償が開始されます。
審査には最大10日ほどかかることがあるため、補償を始めたい日から逆算して、余裕を持って申し込むのがおすすめです。
- 補償開始日:申請が承認されると、毎月1日または15日のうち、早く到来する方から補償スタート。
- 申請処理期間:最大10日間程度かかる可能性あり
- 注意点:直前の申し込みでは希望日に間に合わず、次の1日または15日まで補償のない期間ができる可能性あり。今の保険が切れる前に申し込んでおくと安心
SafetyWing Completeプランの特徴
- 医療費だけでなく日常の医療までカバー:入院・救急に加え、通院、予防医療、がん治療、メンタルヘルス(年10回まで)、鍼灸などのウェルネス療法も補償。
- 175ヵ国以上で、公立・私立を問わず受診可能。免許を持つ医療機関なら病院を自由に選べます。
- 日本への一時帰国中も補償:Completeプランは母国(日本)での受診も補償対象です。
- 国を移っても契約し直す必要なし。ただし香港・シンガポール・アメリカに30日を超えて滞在する場合は追加オプションが必要です。
- 手続きはすべてオンラインで完結。申し込みから審査(最大10日程度)まで、海外からでも進められます。
- 月払い・年払いを選択可能。年払いなら保険料が10%お得です。
- 歯科オプション(有料):クリーニングや治療を年1,000ドルまで補償。
SafetyWing Completeプランの注意点
- 12ヶ月契約が前提:解約できるのは補償開始または更新から15日以内のみ。期間途中の解約は原則不可です(転職、補償対象国外への移住、婚姻状況の変化などの場合を除く)。
- 補償開始日は毎月1日か15日:審査通過後、早いほうの日から補償開始。申し込みから最大3週間ほど空く可能性があるため、早めの手続きがおすすめです。
- 既往症(持病)は補償対象外:過去に診断・治療を受けた病気や、直近2年以内に症状があった病気は補償されません。
- 待機期間のある補償あり:出産は10ヶ月の待機期間(上限2,500ドル)、歯科オプションは最初の6ヶ月間は250ドルまで。
- 居住国にできない国がある:アメリカ、カナダ、アイルランド、UAEなど(詳しくは「重要な居住国とは」の章で解説)。
- 保険金請求は英語のみ:日本語サポートはありませんが、AI翻訳の活用で対応可能です。
- 病院によっては立替払いが必要:提携外の病院では、いったん自分で支払い、後日請求する形になることがあります。

その他の注目ポイント(公式サイトより)
- 一生涯更新できる:新規加入は64歳までですが、一度加入すれば年齢に関係なく更新を続けられます。
- 家族もまとめて加入できる:申し込み時に配偶者や子どもを追加でき、子どもの保険料は大人より最大35%安くなります。※Essentialプランのような「10歳未満の子ども1人無料」はありません。
- 24時間のライブチャットサポート:問い合わせには1分以内に返信があります。
- 保険金の支払いが早い:審査は通常10〜15営業日で、承認後は最大10営業日ほどで口座に入金されます。

長く海外で暮らす人には心強い仕組みですね。
SafetyWing Completeの口コミ・評判
SafetyWing Completeには、医療費がスムーズに支払われたという声がある一方、緊急時の対応や請求手続きに不満を感じたという声もあります。
ただし、Completeと明記された利用者の口コミはまだ少ない状況です。 以下では、良い口コミと悪い口コミを分け、それぞれの利用プランが確認できるかも補足します。
※体験談は投稿者本人の申告に基づくものです。情報の確認日は2026年10月9日です。
良い口コミ・評判
Complete:複数の医療費が通常5日以内に支払われた
Redditには、Completeを約2年間利用したという人の投稿がありました。血液検査、理学療法、CT検査、超音波検査、手の縫合などを請求し、約10ドルの薬代を除いて全額が支払われ、通常5日以内に入金されたと報告しています。
複数回の請求について、支払いの速さを評価している体験談です。
出典:RedditのComplete利用者コメント(スレッド内)
※否定的なタイトルのスレッドですが、ここで紹介しているのは、その中にある肯定的なコメントです。
Complete:健康診断の費用が約1週間で支払われた
ブログ「Things Nomads Do」では、バンコクで約400ドルの健康診断を受け、Completeの補償上限である350ドルが約1週間で支払われたと報告されています。
その後の約600ドルのMRI検査では、事前承認を取り、病院への直接支払いを利用したそうです。ただし、約100ドルの自己負担も記載されています。
出典:Things Nomads Do:健康診断とMRIの請求体験
※保険への加入を促すリンクを含む記事です。
比較レビュー:補償の幅広さとチャットの速さを評価
ノマド向けメディア「Freaking Nomads」は、Completeを4.5/5と評価しています。幅広い医療補償を評価し、午前3時20分のチャット問い合わせにも1分以内に返信があったと報告しています。
ただし、この点数は著者個人の評価で、利用者全体の平均ではありません。 アフィリエイトを含む記事であり、著者自身はデビットカードや病院への直接支払いを利用していないと明記しています。
出典:Freaking Nomads:Completeのレビュー
SafetyWing全体:申し込みの簡単さやサポートが好評
Trustpilotでは、申し込みが簡単で、サポートが親切だったという口コミが見つかります。緊急の虫垂炎手術で、支払い保証などの対応が2日で進んだという報告もありました。
ただし、これらは利用プランを特定できないため、Completeの実績としては扱えません。
悪い口コミ・評判
Complete:緊急手術で直接支払いが進まず、30%減額された
Redditには、コロンビアで犬に襲われ、緊急手術を受けたComplete加入者の投稿がありました。
投稿者によると、病院への直接支払いがうまく進まず、その後の請求では「事前承認がない」として30%減額されたそうです。
ただし、電話の記録をもとに異議申し立てをした結果、減額は撤回され、最終的に支払いを受けたと追記されています。解決後、投稿者は評価を改め、保険を継続すると述べています。
当初の対応には問題を感じたものの、最終的には解決したケースです。
比較レビュー:年齢とともに保険料が上がる
「Freaking Nomads」は、Completeの保険料が年齢によって上がる点を減点理由に挙げています。
長く加入を続けたい方は、現在の保険料だけでなく、次の年齢区分での金額も確認しておくとよいでしょう。
出典:Freaking Nomads:Completeのレビュー
SafetyWing全体:追加書類や支払いの遅さへの不満
Trustpilotには、次のような否定的な口コミもありました。
- 書類の追加提出を繰り返し求められた
- 事故後の請求が、6ヶ月たっても解決していない
- 管理画面の不具合で請求を提出できず、サポートの対応にも不満があった
これらも利用プランを特定できないため、Completeに共通する問題とは断定できません。
総合評価と、口コミを読む際の注意点
TrustpilotでのSafetyWingの評価は、2026年10月9日の確認時点で4.3/5、レビュー数は4,161件でした。星5が74%、星1が16%です。
ただし、これはCompleteだけではなく、SafetyWingの複数の商品が混在した評価です。申し込みやチャットへの満足度と、実際の保険金支払いへの満足度も分けて読む必要があります。
また、「Travel Arbitrage」にはEssentialとCompleteの補償・約款を比較した記事がありますが、実際に保険金を請求した口コミではありません。補償内容を確認するための参考資料として読むとよいでしょう。
参考:Travel Arbitrage:EssentialとCompleteの比較・約款解説
Completeを検討する際は、口コミに加えて、補償上限、事前承認が必要な治療、緊急時の連絡方法、請求に必要な書類を確認しておきましょう。公式ヘルプでは、一定の治療で事前承認や緊急時の通知をしなかった場合、補償額が30%減額される可能性があると説明されています。
公式情報:SafetyWing Completeの利用方法・事前承認・直接支払い
SafetyWing保険の気になるポイント・デメリット

いくら優れた保険でも、事前に知っておきたい注意点はあります。SafetyWingのCompleteプランにも、以下のような留意点があります。
年齢による保険料の上昇
Completeプランは、加入者の年齢が上がるにつれて保険料が大きく上がります。18〜39歳では月額177.50ドルですが、40〜49歳で253.50ドル、50〜59歳で380.50ドル、60〜64歳では681.50ドルと、18〜39歳の約3.8倍になります(2026年10月時点)。新規加入は64歳までのため、それ以降に海外生活を始める方は加入できません(加入済みであれば、年齢に関係なく更新を続けられます)。
キャッシュレス診療の非対応
SafetyWingのCompleteプランは、基本的に医療費をいったん自己負担し、後日請求する「払い戻し型」の保険です。外来診療や軽度の診療は通常どおり立て替えが必要なため、急な出費に備えて、クレジットカードや現金にある程度の余裕を持っておくことが求められます。
高額医療費はどうなる?本当に「全額立て替え」が必要?
キャッシュレス非対応と聞くと、「何万ドルもの入院費や手術費も一度は自腹で払わないといけないの?」と不安に感じる方も多いと思います。
SafetyWingも基本的には「立替払い→後日請求」という方式ですが、入院や手術など高額な医療費については、保険会社が病院へ直接支払う(Direct Billing/保証状=GOP)手配ができる場合があります。
Completeプランでは、一部の治療や手術に事前承認(pre-approval)が必要とされています。入院や手術の予定が決まったら、治療を受ける前にSafetyWingへ連絡し、補償の対象になるか、病院への直接支払いが可能かを確認しましょう。

一方、外来診療など比較的少額の治療では、原則として利用者が医療費を立て替える必要があります。そのため、高額な医療費が発生する可能性がある場合には、事前に保険会社と連絡を取り、支払い方法について確認することが重要です。
また、保険金請求の手続きには、診断書や領収書などの必要書類を提出する必要があります。これらの手続きには時間がかかる場合があるため、余裕を持って対応することが推奨されます。
以上のように、SafetyWingの保険では、原則として医療費を立て替える必要がありますが、特定の条件下ではダイレクトペイメント制度を利用できる場合があります。高額な医療費が発生する可能性がある場合には、事前に保険会社と連絡を取り、支払い方法について確認することが重要です。
日本語サポートがない
SafetyWingの公式サイト、申し込み画面、サポートはすべて英語のみの対応です。日本語での問い合わせやサポートは提供されていないため、英語が苦手な方にはややハードルが高いと感じるかもしれません。ただし、ウェブサイトの構成は比較的シンプルで、Google翻訳などのツールを併用すれば基本的な操作は十分可能です。
👇こちらの記事では、海外旅行/医療保険に関する英語表現や用語を解説しています。是非活用してみて下さい。

SafetyWing Completeプランの申し込みの流れ

Completeプランは審査があるので、Essentialより少しだけ手間がかかります。余裕を持って申し込みましょう。
1. 公式サイトでアカウント作成:SafetyWingの公式サイトにアクセスし、メールアドレス・Apple・Facebookのいずれかでアカウントを作成します。

2. Completeの「Buy now」から居住国を選択:12ヶ月のうち最も長く滞在する予定の国を選びます。
3. 追加補償を選択:香港・シンガポール・アメリカに滞在する場合の追加補償や、電子機器盗難の補償を必要に応じて追加します。
4. 個人情報と健康状態を入力:既往症などの健康状態(告知)を入力します。家族もここで追加できます。
⚠️ 告知は正確に:内容に誤りや漏れがあると、あとで保険金が支払われない可能性があります。分からない英語は翻訳ツールなどで確認しましょう(保険の英語用語はこちらの記事で解説しています)。
5. 支払い方法を選んで申請:月払いか年払い(約10%お得)を選び、内容を確認して署名・支払い情報を入力します。
6. 審査・補償開始:審査には最大10日ほどかかります。承認されてから課金され、毎月1日または15日から補償がスタートします。

SafetyWing Completeの保険金請求(クレーム)方法

Completeプランでは、基本的に医療費をいったん自分で支払い、あとからオンラインで請求して払い戻しを受ける仕組みです。請求に必要な書類は次の3点です。
- 医師の診断書(Medical report)
- 明細付きの領収書(Itemized receipt)
- 明細付きの請求書(Itemized invoice)
該当する場合は、警察の報告書(事故の場合)、処方箋(薬代の場合)、検査結果も必要です。
⭐ 書類は日本語のままでOK:英語に翻訳する必要はなく、SafetyWing側で翻訳してくれます。日本への一時帰国中に日本の病院にかかった場合も、日本語の領収書や診断書をそのまま提出できます。
請求はマイページ(ダッシュボード)の「Nomad Insurance Complete」→「Submit a claim」から行います。
1. 書類をアップロード
2. 治療日・治療を受けた国と都市・請求金額を入力
3. 治療内容を入力
4. 振込先の銀行口座を入力
5. 内容を確認して送信
途中で下書き保存ができ、足りない書類はあとから追加することもできます。
審査は通常10〜15営業日で、承認後に口座へ入金されるまで最大10営業日ほどかかります。追加の書類が必要な場合はメールが届き、マイページに「Action required」と表示されます。
なお、私自身は幸いまだ請求をした経験はありませんが、実際に申請した方々からは「対応がスピーディーで丁寧だった」との声をよく耳にします。いざという時も安心して任せられる保険会社だと感じています。実際の請求体験は、上の「口コミ・評判」で詳しく紹介しています。

利用者からの評価は高いです。
SafetyWingアプリ

SafetyWingの公式アプリは、旅行中や海外滞在中の保険管理をより簡単に行えるよう設計されています。Completeプランにも対応し、保険契約の確認やサポートへの連絡に加えて、保険金の請求(クレーム申請)や進捗の確認もスマートフォンから行えます。
また、コストパフォーマンスに優れているとはいえ、保険は重要な契約であるため、入力ミスなどの不要なトラブルを避けるためにも、最初はパソコンやタブレットなどの大きめの画面を使い、ウェブサイトから手続きを行うことをおすすめします。この記事内の画像リンクやバナーリンクから、公式サイトへアクセスして手続きが可能です。
SafetyWingアプリの主な機能
- 保険契約の管理:契約内容の確認や更新、個人情報・支払い情報の変更が可能です。
- クレーム申請と進捗確認:保険金の請求をアプリから送信し、審査状況を確認できます。
- 近くの医療機関検索:「Nomad Care Map」で現在地周辺の病院・クリニックを探せます。
- 24時間対応のカスタマーサポート:アプリ内のチャット機能を通じて、いつでもサポートチームに問い合わせができます。
注意点
- 英語のみ:アプリは日本語に対応しておらず、表示はすべて英語です。
ダウンロード方法
SafetyWingアプリは、iOS(iPhone)およびAndroidデバイス向けに提供されています。App StoreまたはGoogle Playストアで「SafetyWing」と検索してダウンロードできます。
まとめ:SafetyWing Completeは「海外で暮らす人」のための医療保険

SafetyWing Completeは、12ヶ月契約を前提に、長期の海外生活やノマドライフを支える米ドル建ての医療保険です。予防医療やメンタルヘルスも含む手厚い補償で、日本への一時帰国中も補償されます。
一方で、居住国のルールや年齢による保険料の上昇、英語のみの手続きなど、申し込み前に確認しておきたい点もあります。標準的な医療保険より保険料が安いぶん補償には上限があるため、自分の暮らし方に合うかを見極めて選びましょう。
数週間〜数ヶ月の旅行や一時帰国が中心なら、出発後でも加入できるEssentialプランの方が合っています。👇Essentialプランについてはこちらの記事で詳しく解説しています。


記事内のほぼすべての画像とバナーからのリンクで公式サイトへ移動できます。ご利用ください。

👉SafetyWing Q&A
👉SafetyWing Policy
※この記事は2026年10月時点の公式サイト・ヘルプセンターの情報をもとに作成しています。最新の条件は公式サイトでご確認ください。
👇一時帰国や海外旅行に対応できる医療保険について、全体像を知りたい方は、こちらのまとめ記事をチェックしてみてください。



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